2015年4月14日発行

【ムーラン流、会社の歩き方】①〜亀の歩み

いじけていた時に観ていたDVD「ムーラン」/アマゾンHPより

【4月14日、mulan=東京】

こんにちは。

女子のためのキャリアアップサイト「ムーラン」を運営しているマグノリア代表の横田由美子です。

マグノリアもサイト「ムーラン」も、みなさんと一緒に成長していきたいので、これから、折にふれて、弊社について書いていきたいと思います。

まず、なぜ「マグノリア」という会社をつくったのか----しかも、合同会社(LLC)で----というところからお話ししていきます。合同会社は2006年の会社法で新しく設けられた会社形態です。

私が会社設立を決意したのは、本年1月初旬のことです。

当時、私は、金融・裁判を主としたニュースサイトを運営する株式会社の代表取締役をしていました。

この会社で経験した「信じがたい出来事」については、追々、ご説明していきますが、簡単に言うと、実権はすべて奪われたあげく、責任だけ押しつけられているという状況でした。

あちこちに「謝罪」して歩く日々の中で、なんとか新たな道をと思ってつくったのが、マグノリアです。こちらも後ほど、詳細をお話しますが、設立を思い立ってから、登記が完了するまで、わずか10日ほどです。

肺炎で、ゼイゼイいっている中で立てた構想でしたが(悪いことというのは、往々にして一気にやってくるものです)、一度、株式会社の設立を経験していたので、合同会社は、そういう意味では楽でした。

新会社と新サイト設立には、前の会社のサイトが、当初、私が思い描いていた理想と、乖離していったこともあります。

毎日が株主たちとの「戦場」でした。カネが絡んでいるが故に、人を唆す、虚言に虚言を重ねるなど、人間の一番醜い部分を嫌というほど見させられました。ストレスや人間不信も極度にまで達していたので、新天地を求めたという選択は間違っていなかったと思います。

合同会社の良い面は、幾つかあるのですが、立ち上げ段階の会社に非常に適した形態であることでしょう。

まず、設立コストが圧倒的に安いです。私は登録免許税・6万円+資本金1万円=7万円でつくりました。

定款は会計士の友人を「少々脅かして(笑)」、電子定款を作成する機械を借りたので、4万円の収入印紙代は免除となりました。持つべきものは、賢い友人です。

弊社の場合、定款に「女性の起業支援」が入っているのですが、女性はこじんまりとした事業を行っていることが多いので、あまり「株式会社」に固執する必要はないのではないかと感じます。

もちろん、米国では主流のLLCも日本ではまだ信頼性という意味で低いので、BtoBビジネスをお考えの方や、IPOを目指して起業したという方にはあまりおすすめしません。正直、弊社もどこかの段階で、株式会社に切り替える日が来るかもしれません。

私の場合は、前の会社で経験した株主との大トラブルがトラウマになっていたので、まずは「ひとり」でスタートアップ時期を乗り越えたいと考えました。合同会社の場合、代表社員は、2人まで立てられますが、1人での起業も可能です。また、社員は全て有限責任社員で、出資義務を負います。つまり、社員=株主なので、所有と経営を一致させることもできるのです。

前の会社では株主が資本の力を振りかざし、代表取締役は奴隷のように扱われていましたが、合同会社では、そうした横暴はありません。「仲間割れする」という危険性と裏腹ですが、問題があれば、社員(株主)同士が同等の立場で話し合い、解決することができます。

また、定款に業務執行社員を定めておけば、おおむね決断はその人に委ねられることになりす。

合同会社には、もちろん短所やその閉鎖性故に「悪用されてしまう」可能性も否定できませんが、そうした点もこの際横におき、マグノリアという会社の(亀の)歩みを次回もお伝えしたいと思います。【了】


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