2015年4月2日発行

【新・株主総会ライブ】ポーラ〜お客様にどきどきしてもらう商品づくり

同社HPより

【4月2日、mulan=東京】

〈出席者より情報提供を受けて作成〉

・事業報告
・議案上程
 年間配当は、187円 配当性向99%
 責任限定
 取締役3名選任
 監査役選任

・質疑応答

質問1 2010年上場。5年にわたる増収増益に感謝する。ポーラとオルビスの両雄が健全に増収増益が重要。インバウンドとアウトバウンド。成長ポイントは何か。
回答1(ポーラ・鈴木) ポーラは増収増益の予定が売り上げが前年割れ。お客様の数は増えているが単価が落ちている。お客様との接点を増やし、リピートを増やすようしっかりしゃっていきたい。インバウンドについては、百貨店で顕著で、2割増えている。中国を中心とする新バウンド消費の効果である。
   (オルビス社長阿部) 昨年ブランド再構築にとりくんだ成果がでた。引き続きブランド価値を高めるとともに、お客様にドキドキしてもらうようにやっていく。インバウンドの影響は小さい。むしろ海外の現地法人の売上を増やしていきたい。特に国内ではラインなどを使って、楽しい、ワクワクする商品を開発したい。攻める時期なので出店ペースを増やしたい。
    (社長) 今年は増収増益予定。インバウンドについては、価格のゆがみが生じるので、販売個数の制限をしている。

質問2 海外販売について。中国、オーストラリア、アメリカとあるが、現地採用の販売員の教育方法は。
回答2 基本的には卸なので、百貨店や店舗での販売。その場合、百貨店と同様の教育になる。お客様に長期的に買ってもらうことが目標。マニュアル通りではだめなので人間力が大事。

質問3 ポーラ全体としてのコーポレートガバナンスの考え方。
回答3 金融庁で公布されるガバナンスコードか近々発表。直接の事業会社だけではなく、孫会社なども含め、広範にリスク回避している。

株主との関係をいかに作るか、レポートを充実化したい。また、取締役会の充実、能力アップのためのトレーニングを充実したい。

質問4 ROE8%の根拠を教えてほしい。
回答4 当社の資本コスト8パーセントを来年の終了時に達成したい。その後は二ケタを目指す。

質問5 海外の販売会社について
回答5 子会社が47、海外の子会社は大体販売を担っている。国内では訪問販売だが、海外では、販売チャンネルを選んでいる。中国では百貨店など。商業施設でのインショップなど。

質問6 自社工場で製造するものを海外で販売しているのか。
回答6 ほぼ国内で自社工場で生産したものを海外でも販売している。
 海外ブランドについては、アメリカ、オーストラリアの自社工場で生産している。

質問7 無形固定資産の評価を外部監査の観点からどう評価するか。
回答7 中村監査役 
 のれん 換金可能性がない。社外の監査役として厳しく見ている。のれん、商標権について、M&Aの際の計画に妥当性があるかを審査し、順調でない場合は減損という形で厳しくみている。
基本的に買収先の貸借対照表の金額と、実際に支払う額の差額がのれん。これが妥当性があるどうか。長期的な妥当性があるかどうか。償却の計画については、年数についても検討する。外部の専門家の算定なども見て、問題がないかどうかを検討している。
 
    H2О、ジュリークなどを買収した際の純資産を超過した金額は?
    H2Оは、その時は「よい」と思って買った。しかし、その後は損失が出ている。そこで減損した。

質問8 男性用化粧品のブランド化計画はあるのか。
回答8 グループ全体で、男性ブランドをやっているものはない。スキンケアが売り上げの6割を占めるので、女性が主力である。

質問9 フェイシャルエステをやっている。ポーラレディにノルマがあるのか。エステの際、商品を勧められ、買わざるを得なかった。
回答9 失礼しました。専門部署を作って対応します。ノルマについては、ない。委託販売契約である。個人収入が売り上げにかかっているため、お客様の意に反した販売があったのではないか。

不快な思いをさせて申し訳ない。ポーラレディは、直接の契約はなく、ノルマはないが、販売手数料で生活をするので、お客様に勧めることがある。以前にもあり問題視している。ポーラレディの品質等は重要であり、教育、啓蒙には時間をかけてきたがさらに時間をかけたい。専門部署を作り対応する。

質問10 要望です。優待で端数ポイントが失効しないようにしてほしい。また、コーポレートガバナンス機関の設置の有無について。
回答10 要望は解決したいと思っている。指名委員、報酬委員の考え方については、このような第三者評価はどんどん取り入れたいと思っている。今回の社外取締役の選任もその方向。

しかし、指名委員を今設置する予定はない。他社の動向を見ながら、また、会社のサイズを見ながら決めたい。

質問11 工場を集約して、コスト削減はよいが、災害に弱いのではないか。
回答11 袋井工場は、静岡県内にあり、東海地震のリスクがある。が、津波のエリアではない。ポーラとしては、製品の確保をし、重点部分は特に耐震性を高めている。また、外注もできるようにしている。

質問12 H2О、減損は
回答12 58億円の減損をした。

質問13 増配には反対。今期の業績は悪いし、課題山積である。おかしくないか。成長のため投下をすべきだ。
回答13 成長投資も考えている。設備投資もしている。M&Aも検討している。事業の運営資金を確保しつつ、株主に配当している。基本は、株主のためにも成長を考えている。【了】


山口三尊(やまぐち・みつたか)
1967年、東京都出身。私立麻布高校、中央大学法学部卒業。資格試験予備校講師の傍ら、カネボウ、レックスHD株をめぐる裁判で勝利。カネボウ個人株主の権利を守る会代表、アドバンテッジ被害者牛角会代表、東宝被害者の会、ローランド被害者の会代表。不動産鑑定士試験合格。個人blog、「アドバンテッジ被害牛角株主のブログ」(http://blog.livedoor.jp/advantagehigai)より、本人の許可を取った上で転載。


新・株主総会ライブ マネー 山口三尊