2015年8月17日発行

【対談 金澤悦子×横田由美子】自分らしく、ラクに人脈を広げるための4つのレッスン〜2ndレッスン

『人見知りでも「人脈が広がる」ささやかな習慣』/実務教育出版・1404円

【8月17日、mulan=東京】

はぴきゃりアカデミー代表の金澤さんをお招きして、「自分らしく、ラクに人脈を広げるための4つのレッスン」(全4回)、2ndレッスンは、「押してもだめなら、引いてみよう」です。


■相手に花を持たせる視点


横田 前回のお話では、第一印象ではなく、第二印象で勝負するという方向に変えた、というお話でしたが、具体的にはどのようなことをしたのですか?

金澤 「第一印象で好感を持たれる人になろう」ではなく、「最初はダメでも挽回できる」にスタンスを変えたことですね。

横田 なるほど。

金澤 話のネタを考えたり、自己PRや話し方を勉強したりしたのは、第一印象を磨くための活動でした。でも、前回もお話した通り、時間と労力とお金を費やしている割には、思ったような人脈を得ることはできませんでした。それどころか、自己嫌悪に陥る始末。

それならば、いっそのこと第一印象磨きをすることをやめ、相手に花を持たせる方に視点を移し、じわじわ好印象に持っていく第二印象を磨く方が、自分らしいのでは?と思ったのです。

横田 意識を第二印象に変えたことで、どんな変化があったんですか?

金澤 まずは、人づきあいのストレスがぐっと軽減されました。仮にスタートがマイナスであったとしても、後になって「実はおもしろい人なんじゃん」「案外、できる人だね」と、思わせることができれば、印象は跳ね上がります。

このことに気づいてからは、あれほど緊張していたはじめての方と会うことが、すごくラクになりました。

横田 ほかにありますか?

金澤 人脈を広げる=新しい人と出会うという考えに縛られなくなりました。

横田 というと?

金澤 新しい人と出会うことも重要です。が、知り合いの中にも、人脈に育つ可能性のある方はたくさんいます。むしろ、面識がある分だけ、第二印象を高めるためのハードルは低い。究極、新しい人に出会わなくても、人脈広げる方法はある、と知ってからは、さらに気持ちがラクになりました。


■人が人を呼ぶ人脈づくり


横田 同感です。私も駆け出しの頃は、とにかく新しい人と出会ってお仕事につなげることに必死でした。今思えば、その経験があるからこそ、とも思いますが、本当の意味で人づきあいが広がり出したのは、自らガツガツ行くタイプの人脈づくりではなく、人に人を紹介するという、金澤さんが話す「第二印象」を磨く方向にやり方を変えてからです。

金澤 人に人を紹介する人脈づくりとは、どんなものですか?

横田 私、人に頼み事をするのが大の苦手なんです。でも、当時はフリーランスで活動していたので、誰かに協力をあおいだり、お願いしなければならない事は多々ありました。で、少しでも頼みやすい状況をつくれないか、と考えて編み出したのが、先に恩を売って、頼みやすい関係を作ってしまう、という方法でした。

金澤 すばらしい!

横田 私、人見知りなので、基本、1対1で会うのが好きじゃなくて。それで、よく知り合いを誘って、複数人で会うようにしていたんです。そうしたら、誘った方や引き合わせた方にすごく感謝されたり、喜ばれたりしまして。で、いざというときに頼みやすい関係をつくるなら、これだ!って思いまして。

それからは、この人とこの人が出会ったら、何か化学変化が起こりそうだな、とか、こんな人知らない? と希望を聞いては、知り合い同士を引き合わせてまわりました。

金澤 まさに、押してもダメなら、引いてみな方式ですね。

横田 本当に(笑)

金澤 私も、団体戦的な人脈の広げ方、好きです。

横田 嬉しいです! では、次回は団体戦的な人脈の広げ方についてお話していきたいと思います。(取材・構成 ムーラン編集部)【了】


金澤悦子/かなざわ・えつこ

株式会社はぴきゃり代表取締役。株式会社リクルートホールディングスを経て、94年、株式会社キャリアデザインセンターに創業メンバーとして参画。01年、日本初の総合職女性のためのキャリア転職マガジン「ワーキングウーマンタイプ」を創刊し、5000人以上の女性を取材。現在、『はぴきゃりアカデミー』(http://www.i-color.info/)を運営し、オリジナル素質診断ツール「i-color」を使ったセミナーを通じて、年間300人以上の女性たちを「ココロとサイフが満たされる仕事発見」へと導く。近著に、『人見知りでも「人脈が広がる」ささやかな習慣』(実務教育出版)がある。


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