2015年7月7日発行

【アラフォー新米ママが妊活中!?】⑤〜命の選択

王子、一歳のバースデー。が、年子の夢は儚くも潰え・・・・。

【7月7日、mulan=東京】



■「陽性反応!」でつかの間の喜び



なんだか涼しい梅雨ですがお元気でしたか?

今日までの間、私は1回目の体外受精をしまして…結果は「陽性反応がでた!」のですが、残念ながら胎嚢(胎児が入る袋でこれが確認されて妊娠成立となる)確認前に卵がいなくなってしまいました。

これはいわゆる化学的流産というもので、受精卵が着床したものの何らかの理由で着床状態が維持できず経血とともに流れてしまうこと。

だから、先日、いつもより経血量の多い長めの生理がきて、そして目標だった年子の可能性はこれでなくなりました。

化学的流産は母体がどうしたこうしたということが原因ではなくて、着床が維持できるか否かはもう神頼みとのことで、だから今回はポジティブに考えて「私はまだ着床できるんだ」という自信に繋ぐことにしたの。



■未知の世界へと踏み込んだ


ここで、改めて体外受精の実態をリポートすることにします。

まず、採卵。

体外受精は私も未知の世界だったのだけど、不安はあるも腹を括ったワクワク感のほうが強くて結構スムーズに進みました。

流れとしては、採卵→受精→移植と進む。この採卵が痛いので、静脈内鎮静という麻酔をかけてもらい、私が深く眠っている間に採卵は終了。時間にして30分くらいかな?

幸いにも、術後もたいして痛みが出るということもなかったです。

余談だが、静脈内鎮静の際、絶対寝ないように目を見開いて頑張ったのだけど、薬が入ってすぐ視界がモヤモヤ~と漫画みたいになり全く抵抗出来なかった。

ちなみに静脈内鎮静では、前夜から絶食が必要かつ、別途3万円お金がかかりますのでご注意を!

支払いは採卵日に行い、この日だけで41万円を払いました。



■合格発表から命の選択へ



そして今回の採卵で私は、6つの卵子が採卵でき、その内の1つは未熟卵のため廃棄。残りの5つの卵子に精子をかけ受精させたとのことでした。

若い人は、多いと20個近くとれることもあるみたいだけど、それに対して6つとはさすがアラフォーの私・・・・。

この受精させるまでの工程は、採卵当日に行われ、翌日に電話して受精できたのかどうかを問い合わせる。なんか合格発表を聞くみたいで、これが一番ドキドキしたな。

結果、幸運にも私の卵子は、5つ全て受精してくれて採卵から3日後にこの中の1つを移植することになる。

移植直前に、まず私の5つの受精卵の写真を見ながらそれぞれの受精卵の分裂の進行度、および受精卵のグレードが伝えられた。そして突然だがおもむろに「この中からどれを移植しますか?」と選択を迫られたのだった。

いや、私には選べない!!…でも私が選ぶしかない!

だから直感的に、一番可愛く見えた受精卵を指差した私。

この時は子供の運命を決めるようで、命を選んでいるようで怖かった。

この後、残った4つの受精卵は凍結されて次回以降に備える。この凍結のおかげで採卵は次回は必要ないのです。採卵って、術前術後かなり疲れますからありがたい。

この際の支払いが16万円(凍結代)。

トータル56万円也。うーん、生殖医療って色々な意味ですごいです。



■フライング検査で陽性反応が出たけれど


そして最後の移植では、採卵時と同じ真っ白なオペ室に入り名前を何度も確認されながら移植します。

時間にしておよそ5分前後かな。モニターに、受精卵が子宮内に〝チョン〟って置かれるのが映ったけど、受精卵の存在感はもちろん、痛みもない。

後は2週間くらいルトラールを服用し、中間に1度ホルモン剤補充の注射を打ってその時を待ったのでした。

2週間後のクリニックでの妊娠判定を待てず、4日くらい前から市販の妊娠検査薬でフライング検査をして陽性反応がでたのだけど、実感はなくて半信半疑でもとりあえず嬉しかったな。敬遠せずに早く体外受精をしておけば良かったわ、なんても思ったくらい。

判定当日クリニックでも陽性反応が出て、担当医も少し安堵した様子だったけど…悔しいが、化学的流産となってしまった。

そこで、担当医と相談して次回移植は1か月体を休めて来月にすることにしました。

あぁ、早くみなさんに妊娠報告したいなあ。【了】



五十嵐けい子(いがらし・けいこ)
歯科医師。1973年生まれ。1997年歯科医師国家試験合格都内歯科医院の院長、副院長を経て2012年より恵比寿にある歯科医院に副院長として勤務。41歳にして第一子を出産。同時に、12年越しの「長い春」にピリオドを打ち、入籍。現在、近くのクリニックで週に1日勤務しながら、生後9ヶ月の愛息子の育児に追われる日々。そんな中、第2子の「妊活」に挑戦することに・・・。


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